183施設に簡易印刷機や複合機を導入、各施設が印刷物作成
日本全国に183の直営店を展開し、会員制のスポーツクラブ事業を運営しているコナミスポーツクラブ。各施設では、それぞれ簡易印刷機や複合機を導入し、集客のためのチラシや、会員への案内物を作成していました。そして本社の統轄部門では、印刷物のイメージの統一や作成効率化のため、印刷物の目的ごとにフォーマットを作成していたのです。
「しかし、エリアによって顧客層が違っていたり、施設の状況の違いもあって統一フォーマットでは使いにくい場合があり、印刷物を独自に作成する必要があったのです」と業務推進企画部顧客事務グループ統括マネージャーの尾副拓生氏は打ち明けます。
例えば、高齢者が多い施設では文字を大きくする必要性があったり、施設が入居する建物によって駐車場の利用方法などが異なるといった事情があるためです。
さらに、印刷物の品質にも課題がありました。
「普通のコピー用紙を使い簡易印刷機や複合機で作成した印刷物は、コート紙などを使用した物に比べ品質が低くなります。ブランドイメージを維持する点で課題がありました」
インクなど消耗品のコストも少なくなく、印刷物のコストパフォーマンスに改善の余地があると考えられていました。